【Windows】GitHubのSSH設定手順 - 初心者向け
2025-12-01(月)GitHub の SSH 設定(Windows PowerShell)
GitHub にコードを push するためには、SSH 鍵の設定が必要です。
「黒い画面(ターミナル)で難しそう…」と思うかもしれませんが、一度設定してしまえば、あとはパスワード入力なしで安全にファイルをやり取りできるようになります。
Windows PowerShell を使った最小手順をまとめました。
前提:必要なツールのインストール
まず、以下の2つのツールをインストールしておく必要があります。
Git for Windows
Git の公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
インストール時は、基本的にすべてデフォルト設定のまま「Next」で進めてOKです。 完了したら、PowerShell で以下のコマンドを実行して、正しくインストールされたか確認しましょう。
git --version
バージョン番号が表示されれば成功です。
Node.js(npm 同梱)
Node.js の公式サイトから LTS 版(推奨版)をダウンロードします。
https://nodejs.org/ja/download
インストール後、PowerShell で以下のコマンドを実行して確認します。
node --version
npm --version
両方のバージョン番号が表示されれば準備完了です。
Antigravity
Google が開発した、AI ネイティブな次世代コードエディタです。 公式サイトからダウンロードしてインストールします。
https://antigravity.google/download
インストール後、Antigravity を起動して Google アカウントでログインすれば、すぐに使い始められます。
[!TIP] Antigravity は AI エージェントが「コードの生成」「エラーの修正」「コマンドの実行」をサポートしてくれるため、初心者でも安心してブログ構築を進められます。
1. Git の初期設定
初めて Git を使う場合は、まず自分の名前とメールアドレスを設定する必要があります。 これらは Git のコミット履歴に記録され、GitHub 上でも表示されます。
git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your-email@example.com"
※ "Your Name" と "your-email@example.com" は、あなたの名前とメールアドレスに書き換えてください。
設定が完了したか確認するには、以下のコマンドを実行します。
git config --global --list
user.name と user.email が表示されれば設定完了です。
2. SSH 鍵の生成
まずは「鍵」を作ります。 PowerShell で以下のコマンドを実行してください。
ssh-keygen -t ed25519 -C "your-email@example.com"
※ your-email@example.com は、GitHub に登録している自分のメールアドレスに書き換えてください。
Enter を何度か押して進めると、~/.ssh/id_ed25519(秘密鍵)と ~/.ssh/id_ed25519.pub(公開鍵)が生成されます。
[!IMPORTANT] 秘密鍵(id_ed25519)は絶対に他人に見せてはいけません! これから GitHub に登録するのは「公開鍵(.pub)」の方だけです。
3. 公開鍵を表示してコピー
作成した「公開鍵」の中身を表示します。
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
ssh-ed25519 AAAA... から始まる長い文字列が表示されます。これをすべてコピーしてください。
4. GitHub に公開鍵を登録
- GitHub にログインし、右上のアイコンから Settings を開きます。
- 左メニューの SSH and GPG keys をクリックします。
- New SSH key ボタンをクリックします。
- Title には分かりやすい名前(例:
My Windows PC)を入力します。 - Key 欄に、先ほどコピーした文字列を貼り付けます。
- Add SSH key をクリックして完了です。
5. 接続確認
正しく設定できたか確認しましょう。
ssh -T git@github.com
初回接続時は Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? と聞かれることがあります。その場合は yes と入力して Enter を押してください。
次のように表示されれば成功です!
Hi your-username! You've successfully authenticated.
※ もし Permission denied と出る場合は、公開鍵のコピー漏れがないか、もう一度確認してみてください。
6. Git 操作の例(初回)
これで GitHub への書き込み権限が得られました。 リポジトリへの最初のアップロードは、以下のコマンドで行います。
git add .
git commit -m "first commit"
git push -u origin main
まとめ
- 一度設定すればOK: 毎回のパスワード入力から解放されます。
- 安全: 鍵方式なので、パスワード漏洩のリスクが減ります。
- 自動化の第一歩: GitHub Pages や Cloudflare Pages への自動デプロイに必須のステップです。
設定お疲れ様でした!これでブログの更新がスムーズになりますね。