【Windows】GitHubのSSH設定手順 - 初心者向け

GitHub の SSH 設定(Windows PowerShell)

GitHub にコードを push するためには、SSH 鍵の設定が必要です。
「黒い画面(ターミナル)で難しそう…」と思うかもしれませんが、一度設定してしまえば、あとはパスワード入力なしで安全にファイルをやり取りできるようになります。

Windows PowerShell を使った最小手順をまとめました。


前提:必要なツールのインストール

まず、以下の2つのツールをインストールしておく必要があります。

Git for Windows

Git の公式サイトからインストーラーをダウンロードします。

https://gitforwindows.org

インストール時は、基本的にすべてデフォルト設定のまま「Next」で進めてOKです。 完了したら、PowerShell で以下のコマンドを実行して、正しくインストールされたか確認しましょう。

git --version

バージョン番号が表示されれば成功です。

Node.js(npm 同梱)

Node.js の公式サイトから LTS 版(推奨版)をダウンロードします。

https://nodejs.org/ja/download

インストール後、PowerShell で以下のコマンドを実行して確認します。

node --version
npm --version

両方のバージョン番号が表示されれば準備完了です。

Antigravity

Google が開発した、AI ネイティブな次世代コードエディタです。 公式サイトからダウンロードしてインストールします。

https://antigravity.google/download

インストール後、Antigravity を起動して Google アカウントでログインすれば、すぐに使い始められます。

[!TIP] Antigravity は AI エージェントが「コードの生成」「エラーの修正」「コマンドの実行」をサポートしてくれるため、初心者でも安心してブログ構築を進められます。


1. Git の初期設定

初めて Git を使う場合は、まず自分の名前とメールアドレスを設定する必要があります。 これらは Git のコミット履歴に記録され、GitHub 上でも表示されます。

git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your-email@example.com"

"Your Name""your-email@example.com" は、あなたの名前とメールアドレスに書き換えてください。

設定が完了したか確認するには、以下のコマンドを実行します。

git config --global --list

user.nameuser.email が表示されれば設定完了です。


2. SSH 鍵の生成

まずは「鍵」を作ります。 PowerShell で以下のコマンドを実行してください。

ssh-keygen -t ed25519 -C "your-email@example.com"

your-email@example.com は、GitHub に登録している自分のメールアドレスに書き換えてください。

Enter を何度か押して進めると、~/.ssh/id_ed25519(秘密鍵)と ~/.ssh/id_ed25519.pub(公開鍵)が生成されます。

[!IMPORTANT] 秘密鍵(id_ed25519)は絶対に他人に見せてはいけません! これから GitHub に登録するのは「公開鍵(.pub)」の方だけです。


3. 公開鍵を表示してコピー

作成した「公開鍵」の中身を表示します。

cat ~/.ssh/id_ed25519.pub

ssh-ed25519 AAAA... から始まる長い文字列が表示されます。これをすべてコピーしてください。


4. GitHub に公開鍵を登録

  1. GitHub にログインし、右上のアイコンから Settings を開きます。
  2. 左メニューの SSH and GPG keys をクリックします。
  3. New SSH key ボタンをクリックします。
  4. Title には分かりやすい名前(例: My Windows PC)を入力します。
  5. Key 欄に、先ほどコピーした文字列を貼り付けます。
  6. Add SSH key をクリックして完了です。

5. 接続確認

正しく設定できたか確認しましょう。

ssh -T git@github.com

初回接続時は Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? と聞かれることがあります。その場合は yes と入力して Enter を押してください。

次のように表示されれば成功です!

Hi your-username! You've successfully authenticated.

※ もし Permission denied と出る場合は、公開鍵のコピー漏れがないか、もう一度確認してみてください。


6. Git 操作の例(初回)

これで GitHub への書き込み権限が得られました。 リポジトリへの最初のアップロードは、以下のコマンドで行います。

git add .
git commit -m "first commit"
git push -u origin main

まとめ

  • 一度設定すればOK: 毎回のパスワード入力から解放されます。
  • 安全: 鍵方式なので、パスワード漏洩のリスクが減ります。
  • 自動化の第一歩: GitHub Pages や Cloudflare Pages への自動デプロイに必須のステップです。

設定お疲れ様でした!これでブログの更新がスムーズになりますね。